Beautiful Days

「今夜この世に降りた女神」=河合郁人

SMAP『はじまりのうた』に心臓を奪われた

 

SMAP解散の報を聞いてからそれまでのわたしのずぶずぶジャニオタ生活で変わったことは、積極的にSMAPを生活で摂取するようになったことです。動画サイトにあふれる楽曲をはじめ、今までの番組各種、それはもうむさぼるように。そして一つの曲と出会いました。

何に惹かれたってもうわかんないんです。でも好きなんです。とりあえず家に帰ったら動画サイト開いて一番先にあなたへのおすすめで表示されてる毎日見てる動画開いちゃうんです。

5人のユニゾンから始まる明るいメロディ。まるでわたしにそっと寄り添ってくれるような歌詞。

悩んで 踏ん張って 凹んだりして

何かと 大変なんだよね 

たくさん大変なことはそれぞれあって、でもそれが「何か」が「どうやって」大変であるかということがはっきり明示できるものばかりでは決してなくて。自分の持っている大変さと他人の大変さを比較して、「ああ、わたしはあの人よりは大変じゃない、大変なんて言ってはいけない」「大変な環境の人はもっといっぱいいるから、頑張らなきゃ」と思ってしまう。こんな典型的な日本人的な考え方が多いためでしょうか、励ましてくれるタイプの曲は「大変だけど頑張れ!君なら乗り越えられる!!」という熱血系の曲が多いような気がします。もちろんそれは大事なこと。でも、なんとなく「頑張れ」って言われるんじゃなくて、そんな具体的な今後の目標を提案してほしいわけじゃなくて、「そうだよね、大変なんだよね」って受け止めてほしい。「大変さの大小」に関わらず、「うんうん、おつかれさま、」って聞いてほしいときもあるんです。

明日が今日よりも ちょっとだけHappyに

なれたらいいよね…なれたらいいよね… 

 受容して、そして励ます。根拠のない、不確かな祈りの言葉だけど、なんだかとっても救われます。なぜなら、そこには全く力が入っていないから。「よし明日からまた頑張らなくちゃ!落ち込むのは今日だけ!」と鼓舞するのではなくて、今日は落ち込んだから、明日はそれよりも、ちょっとだけでいいから幸せになれたらいいね、まあなれるかどうかはわからないけど、なれると嬉しいね、なれたらラッキー!くらいの軽い気持ちで明日に向かえる気がします。明日ダメだったら明後日ね!くらいの気軽さで。

 

『はじまりのうた』に出会ってから毎日ちょっとだけハッピーです。