Beautiful Days

「今夜この世に降りた女神」=河合郁人

口に出してはいけない質問:『誰が一番好きなの?』

 

ご無沙汰しております。

9月にドイツにきてから早3ヵ月、こちらでの生活も軌道に乗りなんとなくどうやって羽目を外せばいいのかもわかってきました。寮生活なのですが、シェアハウスなどではなく一人なので日本人コミュニティで集まって夜通し飲み明かしたり、ご飯をごちそうしたりご相伴に預かったり。最初の方はそれこそジャニヲタを隠していましたが、段々とぼろが出てあっという間に生粋のジャニヲタかつNACSファンであることが浸透していきました。まあ、自宅にはドイツに来た当初ネットも言葉も通じず知り合いもおらず死にそうになりながら貼った、『黒崎くんの言いなりになんてならない』のフライヤーが鎮座し、枕元には丸山くん日めくりカレンダーがあるので自宅に招いた時点でもう隠すつもりはないんですけどね。

 

ジャニヲタであることがわかると、みなさん、とにかくいろんな質問をお持ちになるようです。

「誰が好きなの?いつから?」

「コンサートとかは行くの?どれくらいの頻度で?」

「どれくらいお金使うの?」

こうした初歩的な5W1H(what何を/who誰が/whenいつ/whereどこで/whyどうして/howどのようにの6つ。小学校の作文と一緒です)の質問を笑顔で軽く受け流すと、次にはこのような質問が待っています。

「CDとかは買うの?そんなに買ったら大変じゃない?」

「グッズとかどうするの?使うの?」

「ファンのともだちとかいるの?」

という一歩踏み込んだ、『ジャニオタのわたし』ではなく、『ジャニオタとしての人間の生態』に近い質問が投げられてきます。ここで懇切丁寧に説明すればするほど引かれますが、ジャニーズに嘘はつきたくありませんので素直に答えます。自担が四人いて、かつ応援しているグループが複数となるとそれまで興味津々という顔で笑っていたその笑顔もひきつり、「あ、そう、なんだ…」と尻すぼみの反応が返ってきます。

 ここで大きな分岐点を迎えます。尻すぼみの反応とひきつった笑顔でそのままこの会話を終わらせてしまう人。冷えた空気を気にすることがなく、禁断の質問を口に出す人です。

 

『じゃあさ、その中で誰が一番好きなの?』

 

わたしはこの質問には答えることができません。わたしの中での自担は、"みんな違ってみんないい"。それぞれが個性を持った素晴らしい人間で、アイドルで、わたしに毎日元気を与えてくれる存在です。これはきっと自担が5人になろうと1000人になろうときっと変わらない、わたしの中での認識なんだと思います。岡田准一さんはわたしが物心ついた時から好きだったグループにいて、わたしからみても若くて綺麗なお兄ちゃんがいつのまにかゴリラにそっくりな変態尻さわり侍になりました。丸山隆平さんは身長176cmという高身長ながら最近のアイドルのガリガリ体型ではなく、ワンパックと称されるぼやんとした可愛いお腹を持ち、類まれなる可愛さとかっこよさを併せ持った男前です。河合郁人さんは本年御年29歳になられたのにその姿は未だ5歳のような可愛らしさ。河合担をはじめえび担のみなさんに、トイプー・チワワ・うさぎ・ハムスターなどの「かわいい小動物」を見ると 「あっ河合くんだあ」と言わせる才能を持っています。中島健人さんはすらりと長い手足で圧倒的なモテ男性感を醸し出しながら甘い言葉を吐く姿を見せる一方、「カードの無限回収」というオタクもびっくりのガチオタっぷりを垣間見せます。一言ずつそれぞれに言及しましたが、これだけ個性も歳も異なる4人を、どうして、どうして誰が一番だなんて決められようか。

 

そこでわたしはこう切り返します。

「自分がさ、親になった想像できる?あなたには今4人のこどもがいます。4人のこどもたちは『ねえねえお父さん、お母さん、わたしたちきょうだいのだれが一番好き?』答えられる?」

大体は大爆笑されてその場が収まるので、我ながらうまい返し方を思いついたなあと思っています。「お前アイドルのお母さんなのかよーwwww」って言われることもありますが。そういう話じゃねえよ。

 

ここまでが大体の一連の流れなのですが、ここまできてふと、疑問が沸き上がりました。果たして、複数人自担(推し)がいる方々はみなわたしと同じ考えなのだろうか?

前述の通りわたしには自担が4人います。彼らはそれぞれ別のグループに所属しているので、つまり、応援しているグループも4組あるということです。4組の人数はそれぞれ6人、7人、5人、5人。わたしはこの計23人全員のことが大好きです。でも、自担はいます。グループの中で1/6、1/7、1/5、1/5と順位付けを行っているわけです。V6と関ジャニ∞内では担降りも経験しています。

この『好きという気持ちの差異』は何なのでしょうか。

 実際に、「好き」に順位をつけるのであれば複数人の自担の中で順位をつけた方が圧倒的に効率がよいことは明確です。わたしはA-B-C-Dの4人の自担が好きで、Aのグループのものは全部(円盤・雑誌・コンサートグッズ等)買うし現場は遠征してでも行けるだけ行く、Bのグループはアルバムだけで現場は近くに来た時、Cのグループはチケットが手に入れば行こうかな、Dのグループは他のグループの他に余裕があったら。このように順位を付けた方がオタクをやっていくうえでは効率的です。好きな人は多くても、身は一つですからね。

 

それはわかっているのですが、どうしても決められないのです。

もちろん、ファン自身の状況・グループの活動ペースでCDを買う数、現場の数は変わります。北海道在住のわたしにはABC座に行くことは一回といえどもかなり難しいですが、ドームコンサートで年一回必ず来てくれる関ジャニ∞には容易に会うことができます。年一回(最近はもっと出してるけど)CD販売ペースのV6と、年4回ペースの関ジャニ∞では当たり前ですが買う数は変わります。

ではこうした消費活動をする、そこに気持ちの量的差異はあるか?と言われればわたしはない!と答える気持ちしかないのです。

 

わたしみたいな考え方の方は多いのか、それとも一般的には「順位がつくのが当たり前でしょう?どうして順位がつけられないの?」と考える方が多いのか?それが知りたくて、こんなアンケートを実施しています。もうすでに実施のタイミングと文言を間違えたような気がしますが、このアンケートの意図は本記事の通りです。よろしければご参加ください!

 

FNSのタイミングでごめんな!!!